







市域の東南部、奈良県境付の小田原の東側に位置している古刹。寺の縁起によると、天平元年(729)、聖武天皇の勅願によって開基したと伝え、平安時代の本尊阿弥陀如来坐像、普賢菩薩坐像、鎌倉時代の十三重石塔や五輪塔、室町時代の三重塔(いずれも重要文化財)というように、それぞれの時代に優れたものがつくられました。歴史的にも美術的にも、浄瑠璃寺などと同じく南都興福寺の影響を強く受けた寺院です。 山間部の谷間にあることから広葉樹が多く、初夏の新緑、秋の紅葉は修理の終わった三重塔の朱ともマッチして、こぢんまりとした境内に奥行きを与えています。また、境内一帯に植えられたアジサイが美しく咲くことでも知られています。(木津川市HPより)