2023
24
Jul

寺院

東大寺 大仏殿外観

大仏殿を訪れる人日炉は、まずその”存在感”に圧倒されてしまう。それはまた雄たる廬舎那仏のための建物にふさわしい。シンプルな自然を背景にし、広々とした中庭を前景にしたこの建物は、その大きさ、重厚な比例でその存在を不動のものとしている。何をも言わせぬこの存在感は尋常ではない。

中門より

大仏殿正面

大仏殿正面

大仏殿 大扉と斗供

 

見上げ

正面 左をみる

正面 右をみる

 

お線香

 

つれづれに・・・

夏の強烈な日差しの下、奈良公園の多くを占める東大寺を訪れた。広い参道の先、両側の大木の間に「南大門」が見える。その巨大な門も公園、大木のもとでは左程大きくも感じなかった。がしかし、人の姿を入れ込むと、途端にその巨大さに圧倒される。近づくに従い鎌倉時代に再建され国宝・南大門の迫力と、歴史の重さへの実感が強まる。寺を守る左右の、大仏師運慶・快慶が共作した唯一の仏像である阿吽の金剛力士像もまた圧巻である。 この様な作品が、このように屋外にさらされていいものか?の疑問がよぎる。

南大門潜ると中門と塀に囲まれた大仏殿(金堂)が正面に迫る。中門からは囲まれた境内内を望む。ここから左に移動し入館料を支払い参拝した。幅57m、高さ48.7mの巨大な木造建造物「大仏殿」には、その荘厳さ、圧倒的な迫力にただ圧倒される。堂内を含め約一時間、無言のまま多くを撮影し続けた。薄暗い堂内での廬舎那仏は圧倒的で、日常には無いスケールは、寸法感覚がすっかり狂ってしまう。大きいには違いないのだが、どの位大きいのかが分からない。座高は約15m、目の長さ1m、顔長5.3mとのことだ。虚空菩薩像、如意輪観音像、広目天立像、多聞天立像もまた確かな存在感を発し際立つ。これもまた巨大であり、廬舎那仏と共に、大胆かつ緻密、技、素材、更には時を司り世界は、時間と空間を超えての異次元世界をさまよったかの様である。


発 行   令和5年(2023)7月24日

発行No.   No. 004

写心名   東大寺

撮影地   奈良県水門町100番地

撮影日   令和5年(2023)8月18日

撮 影   歩人(矢崎英夫)

編 集   矢崎英夫

発行者   つれづれ写心栞

発行所   写心栞工房
京都府木津川市南加茂台1-9-16
連絡先 080-3217-3297